プロジェクト 鉄の道とは

私たちはこう考えます

 日本は「水と米の国」。その象徴の1つが日本酒です。また日本は「ものづくりの国」でもありますが、その象徴の1つが鉄道です。いずれも日本の基幹産業でしたが、多くが疲弊しているのが現状です。そこでこの2つをセットにして応援しようと、「鉄の道」プロジェクトをスタートしました。
 私たちは、地域活性化には、地域で長く培われてきた個性(多彩な知見と経験、文化、技、歴史、産業等)を盛り上げることが大切だと考えます。しかしお酒と鉄道だけで地域を盛り上げることはたいへんなので、次のことに着目しました。
 まずお酒。飲酒人口も酒の消費量も落ち込んでいますから、お酒のPRだけでは成果に結びつきにくいでしょう。しかし各地の個性的なお酒には、必ずそこに、お酒とマッチする美味しくて個性的な食べ物があります。
 一方、鉄道。「鉄道に乗ろう」という呼び掛けは、鉄道ファンの方以外には、なかなか響きにくい可能性があります。しかし鉄道に乗ることを目的ではなく「手段」とすれば、各地への「旅」や「観光」を含められます。
 つまり「日本各地へ旅し、美味しいものとお酒を楽しみ、美しい風景や気持ちのいいことを楽しむ」。そんなゆったりした旅には、鉄道がうってつけです。こう考えると、多くの人の関心を集めやすくなりますし、多彩な事業が組みやすくなり、そして地域活性化につなげられる可能性が高くなります。

図

誕生の経緯

佐藤建吉

「鉄の道」発案者 Founder 佐藤建吉

元・千葉大学大学院准教授。「フレッティング(やっかい)疲労」の研究で工学博士を取得したが、その研究から「地域の疲弊」の解決ツールとして「鐵の道」を考案。

「鐵の道」は純米酒が条件になっています。その土地の水と米、そして蔵元の酒造りの技と心意気が、自信と自慢、そして愛着が地域力だからです。それは、地元の鉄道とコラボして、地域を元気にします。全国の「鐵の道」ネットワークで、地方に活力を醸し出しましょう。地方復権!日本再生!「鐵の道」が触媒になります。

事業のポイント

  • ねらいは「地域に有益な仕組み」作り
     地域活性化には、一時的なイベント等だけではなく継続性も重要だと思います。そこで「地域に継続的にお金が落ちる仕組み作り」「ツアー等のイベント時以外でも、ある程度の数の人が安定的・継続的に訪れる仕組み作り」を目指します。
  • 多彩な専門家とのコラボレーション
     現代は人の関心は多様化していますから、「誰もが」行きたくなるようなオールマイティーなプラン作りは難しいでしょう。そこで鉄道ファン、ママ鉄、お酒や食べ物のファン、自然のファン等、特定の関心層に向けた個別プランを、そのジャンルの専門家の方々と一緒に作ります。その方々と各地を訪れる企画も実施します。
  • 地元主催
     ツアーやイベント等は、可能な限り「地元主催(地元の旅行代理店、自治体等)」とします。それによって事業の参加費が地元に落ち、データやソフト、個人情報等も地元に蓄積され、地域のファン作りやツアーの継続開催が容易になります。

構 造

運営の構造

主宰一般社団法人 洸楓座 (以前は、合同会社 地域力創発も関わっていました。)
目的「地方復権」「地域再生」
風土に根差した地域の産業や経済の活性化によるもの。
「人口分散」
「田舎(=ふるさと)がいい」と若者が口にし、ふるさとで暮らすことを選択する人の増加。
それによる東京一極集中の解消、各地への人口分散。
目標雇用促進
例えば、地域の若者が約30年間、安心して働いて暮らせる状況作りとそのサポート(一時的な寄付でなく、産業の活性化の中長期的な支援)
資金各種助成金、クラウドファンディング、企業協賛等予定

関係者の構造

関係者の構造

計画中の事業

計画中の事業
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